《嵐峡》

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身丈に合った 人ではないと
わかっていながら 恋をした
明日は朽ちても 私にとって
一生一度の 竹の花
雨よ叩けよ 
風よ風よ吹け吹け
生かすも殺すも 
あなた次第
あゝこれでいいの  
性根をすえて 念仏寺




色づく紅葉 待ちきれないで
何故だかせかれる 恋でした
ためらい傷さえ 焦れるままに
渡って懲りない 渡月橋
月よ照らせよ 
雲よ雲よ切れてよ
行方が見えない 恋の闇路
あゝこれでいいの!
身を撃つ夜の 嵐峡



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