分からないことは謙虚に尋ねましょう
『朝日新聞』日曜版の記事に、「今さら聞けない」というコーナーがあります。テーマは広範囲で、思わずナルホドと納得することがしばしばです。私たちが日ごろ当たり前のように目にし、口にしている事でも、改めてその意味を問われると、「はて?」と首を傾げてしまうことはよくあります。しかし、いまさら人に聞くのも、何となく憚られるし、かといって、すぐに調べるわけでもありません。学校でも同じことが言えます。仕事上のことで、先生や先輩にちょっと聞けば分かるのに、「こんなことも知らないのか」、「何年やっているのだ」などと叱られたり、馬鹿にされたりしないだろうかなどと、変なプライドが捨てられず、分からないままにしてしまうことはないでしょうか。
分からないことをそのままにする人は、結局、仕事もいい加減にする人なのです。分からないことをそのままにしておくアバウトさが仕事の妨げとなり、逆に自尊心を傷つけることを知って、素直に聞く姿勢を持ちたいものです。