春の宵に たわいもない夢想をした仙人のように 霞を食べて千年生きられたらいいなと春の酔いに ぼんやりと現をぬかす霞を食べて 千年生きられるかしらんと春の宵は 私のあずかり知らぬところで千年 万年 繰り返される『霞食い 千年生きたし 春の宵』