中国きっての富豪に懲役14年、贈賄などで罰金・没収108億円も
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19日付の中国紙、21世紀経済報道などによると、組織贈賄などの罪に問われていた中国きっての富豪で家電量販チェーン大手、国美電器の創業者、黄光裕被告(41)に対し、北京市第二中級人民法院(地裁)は18日、懲役14年と合計8億元(約108億円)の罰金・財産没収の判決を言い渡した。黄被告は税務捜査にからみ公安や税務当局の幹部らに会社ぐるみで約460万元(約6200万円)相当を贈ったほか、インサイダー取引や違法な外貨取引の罪にも問われた。黄被告は広東省を中心に家電販売で従業員30万人を抱えるグループを築き上げ、事件発覚前の2008年10月には個人資産が総額430億元(約5800億円)にのぼる中国一の富豪。(上海 河崎真澄)