オリコン株主でもある桐谷氏が教える「株主優待付き銘柄の賢い選び方」とは? (C)oricon ME inc.

オリコン株主でもある桐谷氏が教える「株主優待付き銘柄の賢い選び方」とは? (C)oricon ME inc. (ORICON STYLE)

 夏のボーナスを来月に控え、株?投資などの財テクに興味を持つ人も多いのでは? そこでオリコン?CS(顧客満足度)ランキングでは、株価下落に強く、値動きのパターンから買い時がつかみやすい「株主優待付き銘柄」に注目し、株主優待で話題の“桐谷さん”こと桐谷広人氏に、初心者でもわかる「銘柄の賢い選び方」についてお話を伺った。投資生活30年で培った桐谷流“失敗しないための4つのルール”とは?

ルール1:割安株を見つけよう!】

 その銘柄の株価が高いか、安いかを判断する材料として、桐谷氏は「PER(株価収益率)15倍以下、PBR(株価純資産倍率)1倍以下」の2つを基準にしているそう。シンプルな指標で初心者でも取り入れやすい。

【ルール2:無配当銘柄を選ぶべからず】

 “優待名人”と呼ばれる桐谷氏でも「株価が安いという理由で買った優待銘柄が、結局倒産してしまうという憂き目に何度なくあっている」と警告。“配当ゼロの会社は潰れる可能性が高くなる”と心得て、初心者は無配当銘柄には手を出さないことが無難そうである。

【ルール3:便利な情報ツールはフル活用】

 意外にも「『会社四季報』や株式情報は読めません」という桐谷氏。しかし、ネット証券各社が提供しているスクリーニング機能やメルマガサービス、日経新聞など身近にあるものを活用するだけでも、投資の腕を鍛えられるとアドバイスを送る。また投資家のブログも分かりやすく、初心者にはおすすめだそう。

【ルール4:優待内容を吟味する

 日常生活で利用できない優待は、最初から選ばないことも賢い選び方の1つ。桐谷氏は「せっかくもらえるなら、自分が使えるものを」と優待生活の醍醐味を語る。

 30年来の投資人生で培ってきた“桐谷式?銘柄選びのルール”にたどりつくまで、大損をしたこともあると豪語する桐谷氏。失敗を積みかさねることで習得してきた「銘柄選びのルール」を参考に、賢い投資家を目指してみよう。