日経平均が約3カ月ぶり1万5200円台回復、米景気回復期待で
[東京 9日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は反発。取引時間中としては、3月11日以来、約3カ月ぶりに一時1万5200円台を回復した。6日に発表された5月米雇用統計が順調な景気回復を示す内容となったことで欧米株が上昇。外為市場では円が弱含んでいることから、幅広い銘柄に買いが先行した。
電機、自動車などの輸出株が高く、証券、不動産などの内需系もしっかり。半面、電気?ガスはさえない。
米ダウ平均やS&P500が過去最高値を更新する中で、日本株は依然出遅れているものの、4月22日以降の上昇ピッチが速く、短期的な過熱感が強い。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は6日時点で126%と警戒ゾーンの120%を超えている。このため買い一巡後は利益確定売りが出て上値を抑えている