永武先生の思い出 五年前に、私は溝田先生の御紹介で永武先生と出会いました。その時私は、熱研に入学したばかりでした。何も知らない私は不安を持ちながら、研究の道を永武先生に尋ねました。私の意見を聞きながら先生は笑顔で凄く優しく、いろいろなアドバイスを下さいました。その時、私の新しい分子疫学の世界が広がりました。 永武先生は、何でも相談できる先生です。留学生である私は、経済面で厳しかったので、恥ずかしいと思いながら先生に相談しました。先生は「あなたは奨学金を取らんば!」と言って、何通もの推薦状も書いて下さいました。 優れた人間性が溢れる永武先生は、私の一生涯の恩師。先生はもう長崎にはいらっしゃらないですが、私は心から先生を尊敬しています。そして、これからも変わらぬご指導を賜りますようお願い申しあげます。同時に、先生の長い間のご功績に対し敬意を表すとともに、先生のご健康をお祈りいたします。