中国も日本もそうですが、アジア圏は全体主義的傾向がある気がします。
欧米では、個があって、全体があると考えます。しかし我々は全体があって個が
あると考えます。
共産党に一党独裁を許すのもその証拠です。ロシアもそういう傾向があります。
共産主義は社会的システムの闘争に過ぎません。
イギリスやフランスが文化圏として地位を確立しているのは、個人のための革命
があったからだと思います。
それは紛争や一揆とはほど遠く、精神的価値と自由を獲得するための戦いだった
のです。
我々には食うために闘うことはあっても、真に生きるために闘ったことはないの
だと思います。
国や社会は我々に服従を強いてきます。国や社会に属しながら、個として自由を
確立する闘いを抜きにして自分は無いのだと思います。個と社会システムの問題
は深いですね。