作詞:星野哲郎 作曲:水森英夫 原唄:堀内美和
葦の葉かげに灯りを点す
あれは潮来の蛍舟
誘い上手と誘われ上手
ふたり合わせた命火が
溶けてもつれてゆらゆらゆれて
天の天の天の川原の星になる
針のいらないつり糸たれて
夢を釣るのが蛍舟
舟の生け簀で冷やした夜酒
飲んで唄ってまた飲んで
忘れましょうよゆらゆらゆれて
つらいつらいつらい浮世のいざこざは
恋は蛍火短かい夜の闇に
なだよう蛍舟
逢えば手軽に脱がせた上衣
なぜか帰りは着せにくい
青い嘆きにゆらゆらゆれて
舟の舟の舟の水棹が咽び泣く