荒い波なら夜風で乾く
濡れた心は蛍を探す
ああ もう一度
咲きたい、燃えたい、焼かれたい
貴方の火が欲しい
夢の続きが見えますか
愛も、情けも
別れた後から深くなる
宵の薄化粧を屡次をさせば
川の流れを未練が止める
ああ 行かないで
会いたい、泣きたい、縋りたい
貴方の手が欲しい
揺れる私が見えますか
ここで、今夜も
蛍の灯りを待ってます
赤い絹糸指に巻き
命一つで
私は生まれて来たのです