花束の想い出
今回は「花束の想い出」と題された人形を作ってみました。本に載っていたのは花嫁と女の子2人ですが、作ったのは女の子のひとりです。花嫁は髪型やらドレスやら難しそうだったので。
中学1年生のとき、家庭科の授業で先生が「結婚についてどんなイメージを持っているか」というような質問をした。指された私は、何かで聞きかじった言葉をふっと口にした。
「人生の墓場です。」
先生は眉をしかめ真剣な顔つきで、
「それはお母さんがそう言ったの?それともお父さん?」
と、親身になって心配してくださった。
いえいえ、違うんです。そうじゃないんです。我が家はいたって平和な家庭です。誤解しないで下さい。教師の思わぬ表情に心の中ではあわてふためきながら、内気な私は小さな声で淡々と答えた。
「あの…、本にそう書いてありました。」
結婚とは人生の墓場である byボードレール
小春日和 发表评论于
回复sasuke的评论:
中にいる人は出たがって外にいる人は入りたがる、って檻よりずっとユーモアがあって上手い比喩ですね。
何度も出たり入ったりする人もいるし。
城壁の中にいれば安全で安心だけど閉じられた世界、外は危険だけど自由な世界。さてどっちがいいのかな?
sasuke 发表评论于
ますます面白くなってきた。檻なのか、中国にも似たようなものがある、钱钟书という有名な作家が、围城という小説でこう述べていた「婚姻就是围城 , 城里面的人想逃出来 , 城外面的人想冲进去。」
ちなみに、檻のほうがたぶん脱出するのが難しいかな。
参考資料:http://www.tianyabook.com/qianzhongshu/index.htm
http://news.tsinghua.edu.cn/new/news.php?id=19679
http://www.soouo.com/baike/3830.htm
小春日和 发表评论于
回复sasuke的评论:
“結婚”どころか、“ゆりかご”の時点でもう墓場への道を歩んでいるというわけですね。
そうすると、他にもよく結婚を檻に例えたりするけど、人間そのものが肉体という檻に閉じ込められていると考えることもできるかも。“結婚”という区切りは関係なく。
おもしろい見方です。
sasuke 发表评论于
哈哈、面白い。もともと人間は産声をあげると同時に墓場への一歩を踏み出してる、かな。