チョコパイとエンゼルパイ

 子どもの頃、初めてチョコパイを食べたとき、そのおいしさに衝撃を受けました。ふんわりとしたケーキの味わいといい、それから大きさといい、当時スーパーで売られていた他のスナック菓子とは一線を画す革命的なお菓子でした。
 しかしそれから大人になって次第にお菓子にも興味がなくなり、チョコパイを食べる機会も長いことありませんでした。
 それが、数ヶ月前、甥っ子が買ってきたチョコパイがテーブルの上にあったので、あ、チョコパイだ!とさっそくぱくついたところ…、一口食べて、えっ、違う…。中の白いところが私の嫌いなマシュマロだ!さては昨今の不景気で材料やなにやら経費もかさむので、安くできるレシピに変えたのだな。ショック…。
 …と思っていたら、今日、妹と北朝鮮の労働者に配られるチョコパイの話をしていて、気がつきました。私が子どもの頃好きだったのは、チョコパイではなく、森永のエンゼルパイだったのだと。
 目からうろこの事実でした。
 森永のエンゼルパイはまだ売っているのかな?


[追記2012.JAN.,20]

 その後、いろいろ見聞きしたところによると、事実は全然違っていた事が判明しました。
 エンゼルパイの中身はマシュマロです(今売っているものについて。エンゼルパイの中身が昔からマシュマロだったかどうかは未確認)。チョコパイには小さいサイズと大きいサイズがあって、小さいサイズはマシュマロ、大きいサイズがクリームです。
 最近、チョコパイの大きいサイズ(つまり私がおいしいと思ったクリームの方)を食べましたが、昔感じたおいしさのほどではなかった。記憶が美化されたのか、それとも子どもの頃はおいしいものを食べつけていなかったせいなのか。


 


 

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