阿牛のデビューアルバムの中の一曲、『踩著三輪車賣菜的老阿伯』を紹介します。
「来来来踩啊踩啊 踩啊踩(ライライライツァイア ツァイア)」の繰り返しが楽しい。原語で音の面白さのある歌詞は日本語に訳すとつまらなくなってしまいます。自分の日本語の表現力の拙さにがっかり。
昔、イギリスのマザーグースの歌を谷川俊太郎が訳した詩集を読んだことがあります。訳の見事さに魅了されました。優れた詩(詞)を訳すのはやっぱり優れた詩人でないと。元の詩の良さが伝わりません。
動画はリッチー・レン(任賢斉)とのデュエットになっています。左が阿牛、右がリッチー・レン(任賢斉)。
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『自転車を漕ぐ野菜売りのおじさん』
彼は路地裏からやってきて
毎日ペダルを踏んで野菜売り
十七から今まで
いつか楽になるかと思いきや
街中の看板にあふれる英語も
彼にはさっぱりわからない
若者の心が理解できないように
社会もだんだん不可解になる
★車はどんどん速くなり
家はどんどん建ち並び
幼年の景色はすっかり様変わり
それでも彼はペダル漕ぐ
漕ぐしかないから 前に漕ぐ
ライライライライラ 漕げよ 漕げ
野菜はいらんかね
ライライラ 漕げよ 漕げ
こうして時代を踏み越えてきた
漕げよ 漕げ
野菜はいらんかね
ライライラ 漕げよ 漕げ
行方の知れない未来に向かって漕げ★
★-★繰り返し
漕げよ 漕げよ 漕げ 漕げよ
ライライラ 漕げよ 漕げ
こうして時代を踏み越えてきた
漕げよ 漕げよ 漕げ 漕げよ
ライライラ 漕げよ 漕げ
行方の知れない未来に向かって漕げ
ライライラ 漕げよ 漕げ
行方の知れない未来に向かって漕げ
<訳> 小春日和