森田童子の歌って、どうしてこうも物悲しいのでしょう。春を歌ってさえ。 ♪春よ 春に 春は 春の 春は遠く ♪青く 青き 青の 青い 青さの中へ 春に何があり、春はどうしたのか、春の何を求めているのか、わからないまま、「春よ」と呼びかける。 遠い春を呼ぶ。 青く、青き、青の、青い、悲しみが、流れていく。 助詞の変化や形容詞の活用だけで、その後に続く言葉を語らない。語らないことによって(或いは語れないのか)、言葉にできない感情を伝えているように思います。
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