「国賓」として来日したオバマ米大統領

【宮中晩餐会】
最上級もてなし 両陛下、入念ご準備

2014.4.24 22:56 皇室
宮中晩さん会を終え、オバマ米大統領を見送られる天皇、皇后両陛下=24日午後9時57分、皇居?宮殿(代表撮影)

宮中晩さん会を終え、オバマ米大統領を見送られる天皇、皇后両陛下=24日午後9時57分、皇居?宮殿(代表撮影)

 「国賓」として来日したオバマ米大統領。国賓は政府が日本に招待する外国要人のうち、最上級の手厚いもてなしをする最高ランクの賓客だが、オバマ大統領が平成21年に来日した際には国賓ではなく、「実務訪問賓客」という形だった。

 来日する外国賓客の区分は「国賓」「公賓」「公式実務訪問賓客」「実務訪問賓客」「外務省賓客」の順番で、それぞれ待遇が決まっており、国内の滞在経費は日本側が負担する。

 最もランクの高い国賓は国王や元首が対象で、天皇、皇后両陛下が参加される一連の行事に臨む。

まず、三権の長、全閣僚も出席して皇居で「歓迎行事」が行われた後、

両陛下との「ご会見」「宮中晩餐会」と続き、

国賓が東京を出発するにあたっては、

両陛下が「お見送り」に行かれる。

この“4点セット”
が国賓接遇の原則となっており、両陛下は事前に外務省の担当者らから相手国について説明を受け、入念に準備をされる。

 予算や陛下のスケジュールなどの都合から、国賓待遇は年間1、2件。今年3月にはベトナムのチュオン?タン?サン国家主席が国賓として来日している。

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