チベット犠牲者悼み揺れる灯、聖火リレー出発点の善光寺前

チベット暴動の犠牲者を追悼するため灯されたろうそく=長野市の善光寺で 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーの出発点となっている善光寺前で13日夕、市民ら約60人がろうそくをともし、中国チベット自治区ラサの大規模暴動の死者を悼んだ。

 「チベット問題を考える長野の会」(野池元基代表)が主催した。同会は、元チベット難民のツェリン・ドルジェさん(34)らが聖火リレー当日に予定するアピール活動を支援するために結成された。

 この日は、中国、チベット双方の死者のために善光寺などの僧侶10人が読経。東京都目黒区の主婦神原二美さん(49)は「約15年にわたってチベット難民の就学援助を続けてきた。世界は、チベット人の声を聞いてほしい」と訴え、ツェリンさんも「平和と話し合いと相互理解による解決を願ってやみません」とのメッセージを寄せた。

 13日は、東京・渋谷区でもチベットの平和を祈るイベントが行われ、約200人が渋谷駅周辺を行進した後、代々木公園でろうそくをともした。

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