オリンピックが無事に終わってなによりだった。私は普段スポーツ観戦にはあまり関心がないが、オリンピックでは様々なドラマを垣間見ることができて楽しめた。特に、国境を越えた選手やコーチたちの活躍には惹かれるものがある。
開会式と同じく派手なパフォーマンスの閉会式には満漢全席を目の前にしているようで少々食傷気味だったが、もうこれから二度とどの国も(中国も含めて)ああいう力技はできないんじゃないかという気がして、存分に味わわなければと最後まで見続けた。
民族衣装を着た人たちが閉会式でも登場し、アナウンサーが「56の民族衣装を着た役者たちです。」と紹介していた。わざわざ「役者」と断わったのには配慮を感じ思わず笑ってしまった。しかし開会式でも私の記憶では確か「56の少数民族の衣装を着た子供たち」と言っていて、「民族衣装を着た56の少数民族の子供たち」とは言っていないのだから、嘘ではないだろう。
言われている他の問題にしても、演出の方針は開催国の裁量であると思う。