北の新地は曽根崎当たり
少しだけ髪を切り
少しだけ肩を出し
もうすぐ逢える私なのに
約束は何時も時計の中で
べろりっと赤い舌を出す
あれから三分
あれから五分
あなたを待ってていいですか
少しだけ夢を見て
少しだけうなづいて
からなず逢える私なのに
約束は何時も電話に中で移りと
くらいうみになる
あれから一年
あれから三年
約束は何時も夢の中で
靴音だけが鳴り響く
あれから十年