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子供には将来への可能性がたくさん秘められています。
末は東大生?ピアニスト?スポーツ選手?医者や弁護士?…
どんなことに興味を持つのか、どんな職業に就くのか、親としては夢が広がるばかりですよね。
そこで今から、幼児期に親がやっておくべき「賢い子供の育て方」の5つのポイントを詳しくご紹介していきます。
1 早寝早起きを習慣化させる
質の良い睡眠をたっぷりとることで、記憶力を向上させましょう。脳の正しい発達と正常な生活には、睡眠と覚醒のリズムがきちんと整っていることが必要不可欠です。
人の記憶は脳の「海馬」という部位が担っていますが、「海馬」は眠っている時に最も活発に働くそうです。つまり、眠ることで記憶を整理し、定着させることが可能なのです。
また、睡眠のリズムが狂うと、情緒面や社会性の発達にも支障をきたすと言われています。そのため入学後、学習に集中することができなくなったり学習意欲を失うことにもつながります。
2 すぐに答えを教えない
子供の疑問はまず子供自身に調べさせましょう。自分で調べることで、子供の自主性を働かせ、さらに知的好奇心が旺盛な子供に育てることができます。
おしゃべりが出来るようになると、子供は親にいろいろな疑問をぶつけてきます。
そのとき疑問がすぐに解決できてしまうと、子供は探究心や自分で考える力を身につけることができません。
ひとまず子供の疑問には答えずに、子供に調べる方法を教えて自分で調べさせたり、一緒に答えを探すようにしましょう。
将来、勉強で分からないことがあっても、自らすすんで本や図鑑を調べるようになるでしょう。
3 親が礼儀作法やマナーの手本となる
子供は親の言動に一番影響を受け、そこからいろいろなことを学習していきます。
マナーや作法に自信がないパパやママは、子育てをきっかけに正しく身につけましょう。
人間の脳には「ミラーニューロン」という神経細胞が備わっています。ミラーニューロンなんて言うと難しい言葉なのですが、簡単に言えば「まねっこ細胞」のことです。
このまねっこ細胞があるため、子供は親の言動を覚えて、どんどんまねをするようになるのです。
パパやママの箸や鉛筆の持ち方、食事の作法や言葉遣いなどが間違っていると、子供はそのまま間違えて覚えてしまう可能性があります。いちど悪い癖がつくと直すのは大変です。
そうなる前に、早いうちから親が正しいマナーを繰り返し子供に示してあげることが大切でしょう。
4 間違えても怒らず楽しく学習させる
たとえ何度子供が間違えた回答を言っても、優しく正しい答えへ導くようにしてあげましょう。
子供が間違えた時がチャンス!「どうしてそう思ったの?」と聞いてみましょう。これで説明する能力を高めるトレーニングができます。
子供に幼いうちから学習は楽しいものだと認識させ、ポジティブな印象を植え付けることで、将来自らすすんで机に向かえるようになります。
反対に、子供が幼いうちから親がいろいろな学習法で物の名前や数字を教えて脳に刺激を与えることに夢中になりすぎると、子供が間違えたときに怒ったり怒鳴ったり嫌な顔をしてしまいがちになります。すると子供は学習することが恐怖という感覚を持ってしまいます。
5 興味のあること好きなだけやらせる
子供が興味をもったことを応援してあげましょう。子供が興味を持っていること一つだけをやらせた方が、より集中力がつき、脳への吸収率が飛躍的に良くなるそうです。
興味を持ったからとすぐに習い事を始めたり、教材を買い込んで知育をしても、子供はすぐに飽きてしまうことが多いです。
「途中でやめさせるのは良くない」と無理やりやらせると、脳はストレスを感じ吸収率が下がります。
また嫌なことを無理やりやらせると学習嫌いや無気力?親子関係の悪化にも繋がります。