郵政「造反組」が復党願、平沼氏だけは誓約書添えず
自民党への復党願を提出した堀内元自民党総務会長
郵政民営化に反対して自民党を離党した「造反組」無所属衆院議員12人は27日午前、都内の平沼赳夫・元経済産業相の事務所で復党問題への対応を協議し、12人がそろって復党願を出すことを決めた。
この後、森山裕衆院議員が石原伸晃幹事長代理と国会内で会い、12人分の復党願を手渡した。ただ、誓約書での郵政民営化の支持表明に難色を示していた平沼氏は、誓約書提出を見送った。
これを受け、党執行部は28日にも党改革実行本部や党紀委員会を開き、復党に向けた手続きに入る方針だが、平沼氏の復党は認められない公算が大きい。
造反組議員の会合では、平沼氏以外の議員が誓約書を出すよう説得したが、平沼氏は「自分の信念を貫きたい。申し訳ない」と述べたという。