繋がれた捨て猫の話


 先日、紐に繋がれた捨て猫の話を書いた。(果たして捨て猫と言っていいのかどうか。露天で飼っている猫、とも言える。)
 妹がめずらしく犬の散歩に行くというので、
 「猫を見てきてごらん。」
と声をかけた。
 妹が帰ってきて、
 「いたいた。ちょうど通りかかった知らないおばあさんも憤慨してた。まったく気の毒にねえって。そのうち、誰か紐を解く人がいるんじゃない?」
と言う。私も、
 「うん。誰か放してやらないかなって期待してる。自分ではやらないけど。」
と答えると、そばで聞いていた母が、
 「いやだよ。放したらだめでしょ。放したら野良猫になるってことでしょ。野良猫が増えたら困る。ウチに来たらどうするの?」
と言った。
 うーん、そうか。そういう考え方もあるのか。人それぞれ。


  前几天,我写过在草丛里被拴起来的野猫的话题。(不知可不可以叫“野猫”,也许应该叫做“在野外被养的猫”。)
  我妹妹少见地要领着狗去散步。我对她说;“你顺便去看那只猫吧。”
  妹妹回来说;“有了有了。正好通过的老太太也气愤地跟我说了“真可怜的猫啊”。过会儿会不会有人把它的绳子解开?”
  我同意她说;“嗯,我也期待有人放它。不过自己不敢。”
  在旁边听我们的会话的妈妈说了;“我才反对呢。不应该放它呀。放它它就成了真正的流浪野猫吧。野猫多了人就麻烦了。如果它来我们家弄乱院子可怎么办?”
  妈妈说的也有道理。各自有各自的看法。

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