GARTNER SYMPOSIUM ITXPO 2006-- Session 22C

　　グローバルデリバリ－の最大化によるアウトソーシング投資利益の向上

セカラン　チャンド氏
社長
コグニザント　

Ⅰ　　ウトソーシング今現在　
　　地域別オフショア市場の割合：USA　59％　Europe　17％　Row developed　5％　－→そのデータをみると日本のアウトソーシング市場はかなり大きい。
　　業種別オフショア割合：Financial services 45％　Telecom and hi-tech　19％　Others 16％　Manufacturing 12％　Retail 4％　Transportation 4％　Healthcare　0.4％　Pharmaceuticals　0.4%
　　アウトソーシングによる利点
　　　１　コスト削減をできる
　　　２　品質改善及び生産性の効率性改善にも関わった
　　　３　オフショアリングを導入している企業が今グロバール的にも強くなっている
　　まとめると、市場で競争力を保つためオフショアリングが重要である。

Ⅱ　　アウトソーシングとオフショアリングの利点
①　アウトソーシングの必要性
企業が管理上の重荷を軽減し、戦略領域にフォーカスを高めるためアウトソーシングが必要とされております。すなわち、非コア．ビジネスプロセスを全部サービスプロバイダーへ委託。
②　アウトソーシングのメリット
　■　コアーである業務へフォーカス可能
　■　企業でベストクラスプラクティス導入に成功
　■　会社が不足する優秀な人材を確保
　■　競争力をアップ
　■　コスト削減と最新技術
③　アウトソーシングに新たなBPO（Business Process Outsourcing）業務
　BPOとは「ビジネス．プロセス．アウトソーシング」自社業務の企画．設計から邌婴蓼扦蛞焕à筏莆?殼扦?毳旦`ビスのこと。
■　０６年にてBPO市場の規模は１兆米ドル
　　自分調べた結果は下記
　　ボストン・コンサルティング・グループの調査によると、2003年に5000億ドル弱であったＢＰＯ市場は、2008年には8000億ドル程度まで成長することが推定される。地域的にはアメリカが全市場の約60％を占め、欧州が約25％、アジア太平洋が約15％となっている。一方、成長率ではアジア太平洋が年率15％弱、欧米は９％程度となっておりアジア太平洋の高成長が目立つ。ＢＰＯはまずオンショア（Onshore）から始まり、ニアショア（Nearshore）、そしてオフショア（Offshore）へと拡大していくが、ＩＴアウトソースを除いたＢＰＯのオフショア比率は2003年で２％強のものが2008年には10―15％程度まで拡大すると推定される。またＩＴに限ったアウトソースでみると、2003年にはオフショアが５％程度だが、2008年には10―25％まで拡大すると考えられている。現在、自前オンショアで遂行されている業務の多くは、今後数年間でアウトソースとオフショア同時に、もしくはどちらか一方に転換されていくとボストン・コンサルティング・グループでは考えている。これらの潮流は、アウトソース受託プレーヤにとっての大きなビジネスチャンスであることは当然であるが、アウトソースを委託する側にとっても競争優位性を維持・構築するためにも無視できない現象となりつつある。http://it.nikkei.co.jp/business/column/management.aspx?n=MMITab093003102005からの情報
■　BPOアウトソーシング主な傾向
　　①付加価値が高いサービス
　　②盛んなサービス種類
　　③成長するサービス地域：APAC（アジアパシフェック）が今後主なBPO受け先となる
Ⅲ　アウトソーシングの傾向

変化するアウトソーシングの環境
　①　規模と複雑性
　　●　規模が拡大し内容も複雑化した
　②　複数のベンダー
　　●　エンドツーエンド．サービスのための単一のベンダー概念から種類の最適ソリューションプロバイダへと転換
　③　新たな領域
　　●　伝統的な保守、開発に加え、テスト、ITアウトソーシング、及びBPOのような領域まで拡大

Ⅳ　成功の要因
　①　グローパルな考え方
　②　ベストプラクティスを積極的に受け入れる姿勢
　③　有効な変更管理
　④　包括的なソリューション方略
　⑤　構造化されたベンダー評定とマネージプロセス