ドコモが1週間持つスマホ投入へ 震災教訓に開発
2013.10.9 19:22 [携帯電話?スマートフォン]
NTTドコモが、災害や遭難の際に電池の消耗を大幅に抑える「緊急時長持ちモード」という新機能を備えたスマートフォン(高機能携帯電話)「ギャラクシーJ」を、冬商戦で発売することが9日、分かった。東日本大震災を教訓に、韓国サムスン電子がドコモ専用機種として開発した。
ドコモが10日に開く冬モデル発表会で、価格など詳細を公表する。スマホは高機能な一方で電池の消耗が早いため、大震災では電池切れで連絡が取れなくなるケースも多かった。緊急時モードでは液晶画面を白黒にしたり、使えるアプリ(応用ソフト)を制限したりして、電力消費を通常時の4割程度に抑える。
関係者によると、このスマホは電池の残量が30%程度でも、緊急時モードに切り替えることで1週間近く使うことも可能だという。最低限の通話やインターネット閲覧のほか、災害用伝言板などが使え、安否確認や情報収集に十分対応できるとみている。