7月末に朝青龍が怪我を理由に地方巡業に休場届を出しながらモンゴルでサッカーに興じていたことが報道されてから、既にひと月が経とうとしている。騒ぎは相変わらず続いている。私もこの問題について思うところがあって、短い文章を書いてみたのだが、書き終わってブログに載せる前に、ネットではどんなふうに論じられているのだろうかと、検索してみた。すると、偶然、ほとんど全面的に同意、共感することのできるある文章に当たった。理路整然としていて読みやすく、複数の角度から論じ、一面的な見方になっていない。これを書いた人はどんな人だろうと感嘆し、文章を読み終えたあと、ホームページのタイトルに目をやると、『EGAWA SHOUKO JOURNAL(江川紹子ジャーナル)』とあるではないか。ああ、上手いのは当たり前だ。プロの文章だ。
江川紹子さんは以前から私が大好きなジャーナリストの一人である。オウム真理教事件真っ只中の頃はテレビで彼女を見ない日はなかった。当時から私は彼女のことが大好きであった。彼女の考え方、まっすぐな姿勢、話し方、すべてに共感する。私にとって理想の女性である。今回、たまたま見つけた朝青龍問題に関する記事を読んで、彼女が書いたものだと知る前からこんなにもぴったりくる、共感する、ということに対して改めて驚きを感じ、またうれしくも思った。
そして当然、私が書いた朝青龍問題に関する文章は、くしゃくしゃっと丸めて屑笼行きである。代りに江川紹子さんの記事のアドレスを掲載する。
『江川紹子ジャーナル』雑記帳(2007年08月09日)