台湾抗議船、一時尖閣沖に=領海には入らず―漁船衝突
時事通信 9月14日(火)6時46分配信
沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海の日本領海で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、台湾人活動家2人が仱杲Mんだ抗議船「感恩99号」が14日未明、同諸島の魚釣島の西北西約41キロの海域まで達した。
同庁の巡視船艇は領海(領土周辺の約22キロ以内)に入らないよう警告し、抗議船は午前6時半ごろから台湾方向に針路を転換。午前8時ごろ、魚釣島の西約44キロで日本の領海への接続水域(領土周辺の約22~44キロ)を離れた。
同庁によると、抗議船は午前2時35分ごろ、魚釣島の西南西約44キロで接続水域に入り、時速約16キロで同島方向に向かった。
海保の数十隻の巡視船艇や航空機が警戒し、無線や電光掲示板で領海に侵入しないよう警告。抗議船は魚釣島の西北西約41キロまで進み、停船や航行を繰り返した。
抗議船には、尖閣諸島の台湾の領有権を主張するのぼりが掲げられた。また、台湾の沿岸警備隊に当たる台湾巡防署の巡視船艇7隻が付き添った。